2021年1月 4日 (月)

第465回 医学研究の基礎を語り合う集い(神経機能研究の最前線 No. 64)

第465回 医学研究の基礎を語り合う集い(神経機能研究の最前線 No. 64)を開催します.

グリアと痛み研究の第一人者である九州大学の津田 誠教授に
Webセミナーでお話しいただけることになりました。

日時:2021年1月20日 18:00-19:30
演題:脊髄後角アストロサイトによる痛覚伝達制御
講師:津田 誠 先生(九州大学大学院 薬学研究院 薬理学分野教授)

Zoom形式(事前登録が必要です;申込締切1月16日)

詳細は下記のポスターをクリックして表示してください
(別ウィンドウが開いて表示されます).

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2019年9月28日 (土)

慈恵医大痛み脳科学センター主催シンポジウム「ペイン研究最前線2019」

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この度、本学・痛み脳科学センターでは、3名の国際的にご活躍のご高名な痛み脳科学研究者をお迎えして、セミナー「ペイン研究最前線2019」を催します。お誘いあわせの上ご参加くださいますようご案内申し上げます。

日時2019年10月7日(月) 10時45分~13時10分
場所:東京慈恵会医科大学 西新橋キャンパス 大学1号館講堂(3階)
(東京都港区西新橋3-25-8)

 

演者と演題:

1.有村大吾・加藤総夫(慈恵医大・神経科学) 10:45-11:10
「Primary role of the amygdala in pain network activation - a chemogenetic manganese-enhanced MRI approach」

2.Lynne Sneddon教授 (リバプール大) 11:10-11:50
「Comparative biology of pain: evidence from fish models」

3.Gregory Scherrer教授 (ノースカロライナ大チャペルヒル校) 11:50-12:30
「Neural circuits and molecular mechanisms for pain unpleasantness」

4.Tor Wager教授  (ダートマス大学) 12:30-13:10
「Developing generalizable brain models of pain and affective processes」


食事はご用意いたしません。必要な方は各自ご用意ください。
お問い合わせは高橋由香里(慈恵医大神経科学研究部)yukaritakahashi@jikei.ac.jpまで。

 

演者紹介

Lynne_sneddon_2018 Lynne Sneddon先生は、魚類をはじめとする水棲生物の痛みの研究でご高名で、ニジマスやコイの三叉神経の侵害受容機能を世界で初めて解明されました。その後、Sneddon Criteriaと呼ばれる「動物に痛みがあると判断するために必要な基準」を発表され、それを通じて、ほとんどの動物種に、ヒトの痛みと類似した機能があることを論証され、トランスレーショナルな痛み研究を推進する上で避けては通れない重要な理論的基盤を打ち立てられました。

1. Sneddon LU, Elwood RW, Adamo SA, Leach MC (2014) Defining and assessing animal pain. Anim Behav 97:201-212.
2. Sneddon LU (2015) Pain in aquatic animals. J Exp Biol 218:967?976.
3. Lopez-Luna J, Al-Jubouri Q, Al-Nuaimy W, Sneddon LU (2017) Impact of stress, fear and anxiety on the nociceptive responses of larval zebrafish. PLoS One 12:e0181010.
4. Sneddon LU, Evolution of nociception and pain: evidence from fish models, Philos Trans R Soc Lond B Biol Sci. 2019 Nov 11;374(1785).

 

Gregory-scherrer Greggory Scherrer先生は、気鋭の痛み神経科学者としてご高名で、Stanford大学から今年、North Carolina 大学に移られ、常に先端的な痛み研究を推進していらっしゃいます。近年、動物行動評価、脳内ニューロンのリアルタイム・カルシウム・イメージング、光遺伝学および化学遺伝学を駆使した研究によって、扁桃体が痛みとともに生じる不快感を担う中枢である事実を証明されました。

1. Basbaum AI, Bautista DM, Scherrer G, Julius D (2009) Cellular and molecular mechanisms of pain. Cell 139:267?284.
2. Francois A, Low SA, Sypek EI, Christensen AJ, Sotoudeh C, Beier KT, Ramakrishnan C, Ritola KD, Sharif-Naeini R, Deisseroth K, Delp SL, Malenka RC, Luo L, Hantman AW, Scherrer G (2017) A Brainstem-Spinal Cord Inhibitory Circuit for Mechanical Pain Modulation by GABA and Enkephalins. 3. Neuron 93:822-839.e6.
Corder G, Ahanonu B, Grewe BF, Wang D, Schnitzer MJ, Scherrer G (2019) An amygdalar neural ensemble that encodes the unpleasantness of pain. Science 363: 276-281.

 

Wager Tor Wager先生は、痛みを訴えるヒトの脳機能イメージング研究の世界的第一人者です。脳機能イメージングのデータとそのメタ解析、機械学習、ベイズ統計解析を駆使して、大量のデータから痛みなどの特定の機能に関与する脳構造と活動状態の同定を進める、基も影響力のあるトップ・ランナーです。


 

2. Wager TD, Atlas LY, Lindquist MA, Roy M, Woo C-W, Kross E (2013) An fMRI-Based Neurologic Signature of Physical Pain. N Engl J Med 368:1388-1397.
3. Davis KD, Flor H, Greely HT, Iannetti GD, MacKey S, Ploner M, Pustilnik A, Tracey I, Treede RD, Wager TD (2017) Brain imaging tests for chronic pain: Medical, legal and ethical issues and recommendations. Nat Rev Neurol 13:624-638.
4. Woo C-W, Schmidt L, Krishnan A, Jepma M, Roy M, Lindquist MA, Atlas LY, Wager TD (2017) Quantifying cerebral contributions to pain beyond nociception. Nat Commun 8:14211.
5. Wager TD, Atlas LY (2015) The neuroscience of placebo effects: Connecting context, learning and health. Nat Rev Neurosci 16:403-418.
6. Reddan MC, Reddan MC, Wager TD, Schiller D (2018) Attenuating Neural Threat Expression with Article Attenuating Neural Threat Expression with Imagination. Neuron 100:994-1005.e4.
7. Wager TD, Atlas LY (2015) The neuroscience of placebo effects: Connecting context, learning and health. Nat Rev Neurosci 16:403-418.
Koban L, Jepma M, Lopez-Sola M, Wager TD (2019) Different brain networks mediate the effects of social and conditioned expectations on pain. Nat Commun 10:4096.


また、慈恵医大神経科学研究部から、有村大吾大学院生が、マンガン造影小動物MRI法と最先端の化学遺伝学を組み合わせる試みによって、痛みの慢性化の過程における扁桃体の役割を明らかにした研究成果をご紹介させていただきます(Frontiers in Neural Circuit, in press)。

 

2017年4月 3日 (月)

Ben-Ari博士およびHammond博士講演会のお知らせ

第424回・425回【医学研究の基礎を語り合う集い】のお知らせ
下記の連続講演会を催します。万障お繰り合わせの上多数お集まりください。
日時:2017年4月7日(金曜日)18:00-19:15
場所:場所:東京慈恵会医科大学・西新橋キャンパス・大学1号館講堂
【第424回 Yehezkel Ben-Ari 博士】
海馬神経回路学の世界的第一人者、フランス国立健康医学研究院のYehezkel Ben-Ari
博士をお招きします。Ben-Ari博士は、出生直後の海馬に認められる、ヒトで
「tracé alternant」と呼ばれる最初期の周期的脳活動(動物では「sharp wave」
として知られる)が、興奮性のGABAシナプス伝達による周期的な巨大脱分極電位に
よって生じることを解明されたことでご高名です。その原因は、成熟後に比して高い
細胞内塩化物イオン濃度であり、そのために、抑制性介在ニューロンが興奮性の
ループ回路を形成することを証明されました。近年、この細胞内塩化物イオン濃度の
制御に、出産時の脳内オキシトシン濃度上昇が関与していることを見出され、
オキシトシンと自閉症スペクトラムとの関連を示唆する研究成果を報告されている
とともに、細胞内塩化物イオン濃度を是正しうるNa+-K+-Cl-共輸送体を阻害する
ループ利尿薬による治療介入の臨床研究も進めていらっしゃいます。
今回、日本生理学会特別講演者としてのご来日の機会に、特別に慈恵医大を訪問
いただき、これまでの成果と展望をお話しいただきます。多数御聴講ください。
演題:Is delivery a critical period in the pathogenesis of brain disorders?
   成熟後脳機能に及ぼす分娩のリスクとは?
演者:Dr. Yehezkel Ben-Ari(イエズケル ベン-アリ博士)
  (Institut de Neurobiologie de la Méditerranée (INMED)
   Institut national de la santé et de la recherche médicale
      Marseille, France)
【第425回 Constance Hammond博士】
神経生理学分野の最も代表的な教科書の一つ「Cellular and Molecular
Neurophysiology」の著者であるConstance Hammond博士をお招きします。
本学医学科2年生神経生理学の講義でも使われているこの英語の教科書は、
フランスをはじめとする世界中の医学部・大学院でも標準テキストとして
用いられています。今回は、博士が近年進めてこられた、若年性パーキンソン病
原因遺伝子タンパクPink1欠損マウスを用いた研究のハイライトである、
線条体ドパミン神経のシナプス伝達異常に関する現在までの成果と最新の知見を
お話しいただきます。多数御聴講ください。
演題:GABA interneurons generate oscillations in the dopamine depleted striatum
   ドパミン枯渇線条体GABA作動性介在ニューロンの自発的周期性活動
演者:Dr. Constance Hammond (コンスタンス アモン博士)
      (フランス国立健康医学研究院・名誉研究ディレクター(Marseille)
       フランス研究者協会会長
       フランス国家レジオン・ドヌール勲章シュバリエ)
詳細は、こちらをクリック してください。ポスターが開きます。
問い合わせ:神経科学研究部 痛み脳科学センター・加藤総夫
      (内線2396,fusao@jikei.ac.jp)

2015年9月18日 (金)

痛みの教育セミナーシリーズ

2015年度・集中教育セミナー「痛みを学ぶ」を開催します。
加藤センター長
籾山俊彦教授
林田健一郎Wake Forest大准教授
下山直人教授
池田 亮先生
北原雅樹診療部長
が最先端の痛み医科学について講義をされます。
詳細は、

ポスター

をご参照ください。

第2回シンポジウムが開催されます

第2回痛み脳科学センターが開催されます。

日時:2015919日(土曜日)15:30-18:45

会場:東京都港区西新橋3-25-8

東京慈恵会医科大学・大学1号館講堂(3階


詳細は、ここをクリックしてプログラムをご覧ください。

2015年4月23日 (木)

機構の概略(2014年4月現在)

センター長 加藤総夫(「戦略的痛み研究拠点形成事業」代表;神経科学研究部)

研究コア・リーダー 

  • 痛み脳機構研究コア:加藤総夫(神経科学)
  • 特定疾患疼痛研究コア:大橋十也(総医研)
  • 臨床疼痛学研究コア:上園晶一(麻酔)

ステアリング・ボード 嘉糠洋陸(実動研)・北原雅樹(麻酔)・下山直人(麻酔)・近藤一郎(麻酔) 安保雅博(リハ)・池田 亮(整形)・岡野J洋尚(再生医学)

アドバイザリー・ボード 籾山俊彦(薬理)・河合良訓(解剖)・丸毛啓史(整形)・宇都宮一典(糖内) 井口保之(神内)・村山雄一(脳外)・中川秀己(皮膚科)・岡本愛光(産婦人科)

推進本部 渡部文子(神経科学)・高橋由香里(神経科学)
事務局 宮田嘉代(神経科学研究部内)

連絡先:030-3433-1111 内線2396
E-mail: kayo.miyata@jikei.ac.jp

ごあいさつ


東京慈恵会医科大学・先端医学推進機構・痛み脳科学センターが発足しました。

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